マイクロソフトが「FinOps Foundation」に加盟を発表。クラウドのコストの透明化と最適化を推進
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マイクロソフトは、Linux Foundationが主催する非営利団体「FinOps Foundation」への加盟を発表しました。
FinOpsとは昨年頃から注目され始めた言葉です。
DevOpsが、Ops(運用)からフィードバックを得て開発(Dev)を改善していくというサイクルを繰り返すのと同じように、FinOpsでは運用からフィードバックを得てクラウドのコスト(Fin:Financial)を最適化していく、という意味が込められています。
FinOps Foundationにおいても、クラウドで発生する費用の透明性を高め、可視化し、それを最適化し、改善を続けていくことを「FinOps」としています。
オンプレミスのシステムではハードウェアもソフトウェアも、基本的にはあらかじめ見積もられた通りの費用が発生することが購入時点で分かっています。
しかしクラウドは従量課金制であるため、費用に柔軟性がある一方で、コンピュート、ストレージ、ネットワークそれぞれに複雑な料金体系があるため、実際にさまざまな処理をしてみないと正確な費用が分からないという課題があります。
また、どこをどのように変更すると最適なコストを実現できるか、についても、パラメータが多数存在するため複雑になっています。
FinOpsとFinOpS Foundationは、そうしたクラウドのコストの透明度をより高め、最適化を進めるためのムーブメントと、それを後押しする団体だと言えるでしょう。
FinOps FoundationにはマイクロソフトのほかにGoogle CloudやVMwareなど多数のベンダが加盟しています。今後、より明確な方法論やツールなどの提案などが期待されます。