NTT、ネットワークOS「Beluganos」を提供開始–コストを2割削減
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NTTは3月28日、ネットワーク機器のソフトウェア(ネットワークOS)「Beluganos」の提供を開始した。Beluganosを汎用機器(ホワイトボックス)で利用してコストを削減しながら、信頼性と機能性を両立させるという。グループ企業が搭載製品の提供と商用通信設備への導入を図る。
Beluganosは、NTTの技術と「IOWN Global Forum」メンバーのIP Infusionの技術を組み合わせて開発した低廉なホワイトボックス機器対応のネットワークOS。NTTらが推進する高速大容量通信と超低消費電力のネットワークおよび情報処理基盤を実現する「IOWN」構想での技術を活用している。NTTでの研究開発の成果を踏まえて、NTTアドバンステクノロジが製品として31日から販売とサポートを行う。また、NTTコミュニケーションズが商用ネットワークにBeluganos採用ホワイトボックス機器を導入して31日から運用するほか、継続的なフィードバック検証による品質向上を図る。
NTTは、ハードウェアとソフトウェアが一体になった従来のメーカー製ネットワーク機器では限られたラインアップからしか製品を選択できず投資効率に課題があると指摘。このためソフトウェアのBeluganosを開発し、ハードウェアに低廉なホワイトボックスを使えるようにした。これによってメーカーの専用装置より総コストを2割削減しつつ、通信事業者やデータセンター事業者で使うための保守運用と監視の機能を持つとする。
NTTは、DevOps体制でBeluganosを開発を継続し、IOWN構想で開発を進める光電融合デバイスを搭載した低消費電力サーバーの将来の提供に向けた取り組みをパートナーらと推進するとしている。