Terraformがノーコードに。HashiCorpが「Terraform Cloud ノーコードプロビジョニング」正式リリース
今回は「Terraformがノーコードに。HashiCorpが「Terraform Cloud ノーコードプロビジョニング」正式リリース」についてご紹介します。
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HashiCorpは、マルチクラウド対応のインフラ構成サービス「Terraform Cloud」をノーコードで設定、実行できる新機能「Terraform Cloud ノーコードプロビジョニング」を正式にリリースしたことを発表しました。
これまでTerraform Cloudでインフラを構成するには、スクリプト言語「HCL」(HashiCorp Configuration Language)を用いて構成を記述する必要がありました。
「Terraform Cloud ノーコードプロビジョニング」では、こうしたプログラミングやTerraformの専門的な知識がなくともインフラを構成することができます。
HashiCorp #Terraform Cloud no-code provisioning is now GA with new features. Check them out: https://t.co/uVyZ6qxUug
— HashiCorp (@HashiCorp) April 26, 2023
Terraform Cloud ノーコードプロビジョニングは、あらかじめ「No-Code Ready Module」を登録しておくことで利用可能になります。
No-Code Ready Moduleは、例えば開発チーム用にAWSにデータベースをプロビジョニングする機能など、ノーコードで提供したい機能をモジュール化したものです。
Terraform Cloud ノーコードプロビジョニングのユーザーは、自分や自分のチームの権限で利用できるモジュールを呼び出し、モジュールが設定しているカスタマイズ可能な部分の変数、例えばデプロイ先となるリージョンの選択やデータベースのパスワードなどをメニューから選択し、フィールドに値を入力することで、プログラミングなどをすることなく、簡単にTerraform経由でプロビジョニングが実行できるわけです。
これにより、インフラチームはあらかじめ必要なモジュールを公開しておくことで、インフラの構成をユーザーがセルフサービスで安全で確実に実行できるようになります。