GitHub、「GitHub Enterprise Server 3.9」を一般提供
今回は「GitHub、「GitHub Enterprise Server 3.9」を一般提供」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
GitHubは米国時間6月29日、「GitHub Enterprise Server 3.9」(GHES 3.9)の一般公開を発表した。
GHES 3.9では、「GitHub Projects」でロードマップレイアウトを使用して、課題およびプルリクエストを時系列で可視化できるため、チームで計画を共有・繰り返すことが容易になった。
新しいワークフローである「Auto-add」と「Auto-archive」は、プロジェクトを常に最新の状態に保つことを可能にする。Auto-addは、選択したリポジトリーを監視して課題を追加し、Auto-archiveは、ユーザーが定義した期間を超えたアイテムを削除する。
新しいcopy機能は、プロジェクト設定の複製を可能にし、プロジェクトのコピーを選択するだけでビューやカスタムフィールドが全て設定された新しいプロジェクトを作成する。
「Issue forms」は、さまざまな課題のシナリオに適したコンテンツの提出方法をチームメンバーに指示することを可能にする。
リポジトリーでのcode scanningの利用が数回のクリックで可能になった。この新しい「デフォルト設定」オプションにより、「Python」「JavaScript」「Ruby」リポジトリーでは、code scanningの開始が.yamlファイルの代わりにリポジトリー設定の「Security」タブから設定可能になる。
「secret scanning」は、プッシュ時にカスタムパターンをチェックし、機密情報がコードベースに含まれないようにする。これらのパターンはリポジトリーまたは組織レベルで定義できる。
リポジトリーの依存関係グラフページやAPIにより、「SPDX」のような業界標準に対応した「ソフトウェア部品表」(SBOM)をJSONファイルとしてエクスポートできる。
GHESでは、構造化ログ標準「OpenTelemetry」を採用することで、ログの解析がより簡単になっている。新しいツールの「ghe-manage」は、アップグレード中の可視性を提供する。「ghe-migrations」はアップグレード中のマイグレーションのステータスと所要時間を表示し、「ghe-backup-progress」は、「backup-utils」を使用してインスタンスのバックアップを生成する際の進捗(しんちょく)を表示する。
GHESを使用している組織は、Kubernetesを使用してランナーセットを自動的にスケール、オーケストレーションする信頼できるパスとして、GitHubが採用しているオープンソースプロジェクト「Actions Runner Controller」(ARC)を使用できるようになった。