伊藤忠商事、CTCの非公開化を目的とした公開買付け
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伊藤忠商事は8月2日、同社子会社のデジタルバリューチェーンパートナーズを介して、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の普通株式に対する公開買付け(TOB)を開始すると発表(PDF)した。
IT業界を取り巻く市場環境・経営環境が大きく構造変化する中、CTCが変化に対応しさらなる企業価値の向上を実現するためには、既存のオーガニックな成長戦略に加えて、CTCを含む伊藤忠グループ全体の経営資源の迅速かつ柔軟な相互活用、非オーガニックな成長の実現やビジネスモデルの変革、事業領域/ケイパビリティーの大幅かつ急速な拡充などが必須の状況という。
そうした状況下において、 伊藤忠商事とCTCの間の構造的な利益相反関係を解消することで、さらなる経営資源の投入を可能にし、グループ一体となって機動的かつ着実な経営施策を進めていくことが不可欠であるとの認識を両社間で共有するに至ったため、CTCの非公開化を目的として、公開買付けの実施を決定したとしている。
公開買付けの期間は2023年8月3日~9月14日、価格は普通株式1株当たり4325円。なお、デジタルバリューチェーンパートナーズは、公開買付けを通じてCTCの株券などを取得・所有することを主な目的として2023年7月18日に設立された、伊藤忠商事が100%出資する合同会社になる。