「ChatGPT」、音声読み上げが可能に

今回は「「ChatGPT」、音声読み上げが可能に」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 OpenAIの「ChatGPT」が返してきた応答を読むのが面倒という場合があるかもしれない。そのような時に、くつろぎながら応答に耳を傾けられるようになった。「Read Aloud」(読み上げ)という新機能によって、応答が読み上げられるようになったのだ。この機能は既にモバイルアプリで利用可能であり、ウェブサイト上でも段階的に提供されているところだ。

 モバイル機器で試してみるには、「iOS」/「iPadOS」や「Android」向けのChatGPTアプリをインストールしてアカウントにサインインし、何らかのコンテンツを生成するよう指示する。耳を傾けたいと思う物語や詩、俳句、エッセー、ジョークなどもいいだろう。

 応答が表示されたら、その応答のどの部分でもいいので長押しする。するとポップアップメニューが表示されるため、そこから「Read Aloud」を選択する。これだけでChatGPTはその応答を読み上げてくれる。また、上部に表示されているフローティングツールバーを利用することで、読み上げの一時停止や再開のほか、15秒ごとの早送りや巻き戻しが可能であり、完全に停止することもできる。

 過去の応答も聴くことができる。過去の対話にアクセスするにはまず、画面左上にある複数の横線で構成されたハンバーガーアイコンをタップする。そして聞きたい応答をタップしてから、その上で長押しし、「Read Aloud」を選択する。

 応答を読み上げる声が気に入らない場合も問題はない。ハンバーガーアイコンをタップし、最下部にある自分の名前を選択した後、「Voice」(声)の設定をタップしてほしい。声は「Breeze」や「Cover」「Ember」「Juniper」「Sky」から選択できる。どのような声か聴いてみたい場合は、その声のところをタップする。気に入った声が見つかれば、後は「Confirm」(確認)をタップするだけだ。

 OpenAIが生成型の人工知能(AI)という分野で最先端を走ってきているのは間違いない。しかし競合他社も市場の一角を崩そうと攻勢をかけてきている。こうした企業として、「Copilot」を有するMicrosoftや、「Gemini」を展開するGoogle、さらには「Claude AI」を武器にしているAnthropic(新たなモデルである「Claude 3」を前面に押し出している)が挙げられる。このため、OpenAIはChatGPTを強化し続ける必要がある。

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