マイクロソフト、新たなAI体験を提供する「Copilot+ PC」を発表

今回は「マイクロソフト、新たなAI体験を提供する「Copilot+ PC」を発表」についてご紹介します。

関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 Microsoftは、米国時間5月21日から開催される「Microsoft Build」イベントを控えた5月20日、「Copilot+ PC」と呼ばれる新たなコンピューティングのカテゴリを発表した。この新しいラインナップの人工知能(AI)PCは、いっそう強化されたAI体験をユーザーの日常的なワークフローに提供するものだ。具体的には、コンテンツをすばやく生成したり、キャプションや字幕をリアルタイムで表示したり、PCで目にしたコンテンツを音声で検索したりできる新機能を備えている。

 Copilot+ PCのユーザーは、文字通りボタンを押すだけでこれらの機能を利用できる。この数カ月間にリリースされたすべての新しい「Windows」PCと同じく、Copilot+ PCにも専用の「Copilot」ボタンがキーボードに搭載されるからだ。

 Microsoftは、OpenAIの最新AIモデルGPT-4oがCopilotに間もなく導入されると発表した。つまり、GPT-4oのテキスト、音声、および映像処理機能を、最新のPCのCopilotで利用できるようになる。Microsoftはその例として、「Minecraft」のプレーヤーが剣の作り方をCopilotに尋ねる様子をデモし、キャラクターが動き回っている間に画面に表示されている内容をCopilotが理解できることを示した。

 Recallは、画面を録画してあらゆる情報をAIでインデックス化し、あとで簡単に検索できるようにする機能だ。ユーザーはキーワードを検索欄に入力しなくても、Recallに尋ねるだけで、メールやファイル、ウェブサイトを検索できる。例えば、「先週ネットで見た紫色のハート型のネックレスを探して」と頼めば、Recallが閲覧履歴からそのサイトのページを自動的に見つけ出して表示する。不気味な感じもするが、実に便利な機能だ。

 この機能を使って取得した情報はデバイス上に保存されるため、録画された画面がクラウドに送信されることは一切ない。また、ユーザーは設定を調整して、特定の情報が取得されないようにしたり、録画を編集、表示、削除したりできる。Microsoftによれば、取得されたデータがAIモデルのトレーニングに使われることはないという。

 この新たなAIでは、専用の「Copilot」キーを使用できるだけでなく、ドラッグ&ドロップ操作が可能になるなど、AIアシスタント体験がさらに変化した。ユーザーは、Copilotのウィンドウにアイテムをドラッグ&ドロップするだけで、そのアイテムに関する詳しい情報をAIから得られる。例えば、ネットで見かけた歴史的な写真をCopilotのウィンドウにドラッグ&ドロップすれば、その写真に写っている状況や人物に関する詳しい背景情報をCopilotが教えてくれる。

 さらに、CopilotのAIコンパニオンではアプリ体験の柔軟性も強化され、ウィンドウのサイズを変えられるようになった。ユーザーはウィンドウを画面の端にスナップしたり、最大化して全画面表示したりできる。

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