鹿児島県中種子町、「郵送請求キャッシュレスサービス」を導入–離島特有の課題解決へ
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鹿児島県中種子町は、富士フイルムシステムサービスが提供する「郵送請求キャッシュレスサービス」を導入した。同町は種子島の中央部に位置し、鹿児島市から南に119kmの場所にある。
郵送請求キャッシュレスサービスは、住民票の写しや戸籍証明書などの各種証明書を郵送で請求する際、従来、定額小為替で支払っていた手数料をキャッシュレスで決済できるというもの。東京都墨田区、福島県双葉町、東京都三鷹市など、全国の多くの自治体で導入が進んでいる。墨田区では同サービスの活用で郵送請求に係る時間を約40%削減できたという。富士フイルムシステムサービスは今後5年で、約350自治体へ導入することを目指している。
同町の郵送請求業務では、定額小為替の準備、管理、換金業務の負荷や、台風発生時などにおける、手続きの進捗に関する電話問い合わせ対応の増加という課題を抱えていた。また請求内容の不備などに対する、請求者への連絡・対応に時間がかかることも問題となっていた。
今回の導入で、定額小為替関連業務の削減や電話対応業務の軽減など、請求者と職員の双方にとって利便性向上が期待できるという。
同町は、さらなる行政DXの推進、職員の業務負荷軽減、町民サービスの拡充を目指す。また、離島特有の課題解決にも取り組んでいく方針だ。