鳥取市、市街地で自動運転バスの実証実験–信号連携や夜間運行なども調査
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鳥取市で自動運転サービス導入を見据えた実証実験を開始する。地域交通の中核を担う路線バスを自動運転化し、持続可能な地域交通の構築を目指す。
路線バスの自動運転化は、移動ビジネスなどを手掛けるWILLERと、自動運転関連ソフトウェアを開発するティアフォー、鳥取市、日ノ丸自動車、日本交通が連携し、鳥取市次世代モビリティ推進会議の協力の下、実施するもの。
鳥取市では、2021年度に鳥取砂丘周辺にて観光における自動運転、2023年度には鳥取市街地でコミュニティーバスの運行ルートで自動運転化に向けた実証などを実施。今回は、地域住民が利用しやすいルートを、11時25分から17時27分までの間に最大7便を運行し、夜間運行に向けた検証も行う。
実証期間は12月13~24日(16~17日は運休)。運行ルートは鳥取バスターミナルから若桜街道、鹿野街道などを経て、鳥取バスターミナルに戻る試乗ルート約4.8kmと、鳥取城跡や鳥取県庁を経て、鳥取バスターミナルへと戻る技術検証ルート約4.6kmの2つを用意。詳細は専用ウェブサイトで確認可能だ。技術検証ルートでは、9カ所の信号連携と2カ所の路車協調により、自動運転の向上を目指す。
車体には、ティアフォー製の「Minibus」を使用し、LiDAR、遠隔監視用カメラ、物体認識カメラ、信号認識カメラ、レーダーを装備。実証では着座のみで、試乗者13人と運行関係者で運行するという。
実証実験として、親子で自動運転について学べる親子教室を開くほか、運賃収入以外の事業性創出を探り、車体広告掲示およびアンケート収集を実施し、持続可能な運行に向けたビジネスモデルを検討していくという。