キリンHD、AVILENの生成AI研修で月2200時間の労働時間を削減
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キリンホールディングスは、従業員の生成AI活用スキルの向上と業務効率化に向けて生成AI研修を導入した。同サービスを提供するAVILENが2月19日に発表した。
AVILENの生成AI研修は、ステップアップ式の育成コンテンツから、各職種に最適な学習プランを提供する。育成カリキュラム内に実践的なワークを多数導入しており、学習した内容を生かしながら実際に手を動かすことで、実務に応用できる力を身に付けられるとしている。また、ユーザーの状況に合わせて、課題解決に向けたサポートを徹底している。企画から人材育成および実務活用まで、生成AI活用の内製化に向けて伴走する。
今回の研修導入により、キリングループ各社従業員の生成AI活用スキルが向上し、約2200時間/月(約3.6時間/1人当たり)の労働時間削減を実現したという。また研修を受講した多くの従業員が、自身の業務において「報告書のたたき台作成」や「翻訳を踏まえた議事録作成・要約」「毎日更新される活動記録から好事例の抽出」などを実行するプロンプトを作成した。講座のレポートとして450件以上の活用事例を提出・集約することでキリングループのナレッジとして蓄積することができたという。
AVILENは独自に作成した生成AI研修プログラム(1人当たり所要時間 約10時間)を、グループ各社約600人に対して実施。研修プログラム内で受講生自身が作成したプロンプトを、実際の業務で活用・検証する事後課題を実施し、実務での活用を促進した。
キリンホールディングスは、グループ全体のあらゆる領域で生成AIやデジタル技術を活用し、業務プロセス変革による徹底的な効率化や、顧客への新たな価値創造に取り組んでいる。
今後、AVILENはキリングループに対し、生成AIを活用して生産性を高め活躍する従業員をさらに増やすとともに、一定のスキルを身につけた従業員が実践に必要な応用スキルを獲得する機会を提供していくという。