「Google Meet」、デバイス間のシームレスな通話切り替えに対応
今回は「「Google Meet」、デバイス間のシームレスな通話切り替えに対応」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
外出先でモバイルデバイスで通話を開始して、帰宅後、その通話を切らずにコンピューターで話し続けたいと思ったことがある人なら、デバイスの切り替えがとても面倒なのをご存じだろう。Googleは今回、ビデオ会議ツール「Google Meet」の更新で、この問題に対処したいと考えている。
早ければ米国時間4月24日から、Google Meetユーザーは、あるデバイスで通話を開始したのち、別のデバイスで「通話をいったん切ってから再び会話に加わる」操作をすることなく通話を継続可能になる。Googleが想定するシナリオは、スマートフォンやタブレットで通話を開始して、コンピューターに切り替えたいケースだ。この場合、「Switch here」(ここに切り替える)ボタンを押すだけでコンピューターに切り替わる。また、コンピューターからモバイルデバイスに移りたいという、逆のケースにも対応している。
たったそれだけのことかと思うかもしれないが、同僚と頻繁にビデオ通話する人には、これは極めて重要な機能だ。Google Meetユーザーはこれまで、最初のデバイスでの通話をいったん終了してから、別のデバイスでつなぎ直す必要があった。今回の更新でこのプロセスがシームレスになり、通話の中で生じた重要な話を聞き逃すおそれがなくなる。
これはまた、Googleが「Zoom」に追いつくためにもプラスになる機能だ。Zoomではすでに、会議中にデバイスを切り替える機能が提供されている。Zoomでも、Google Meetの新機能と同様に、Zoomの会議画面に表示される「切り替える」ボタンをクリックするだけで、別のデバイスへとスムーズに移ることができる。
通話中にデバイスを切り替える方法を説明したガイドページによると、デフォルト設定では、新しいデバイスに切り替えると、元のミーティングとの接続は切断される。両方のデバイスで接続を維持したい場合、「Switch here」ではなく、「Other joining options」(ほかの参加オプション)から「Join here too」(ここでも参加)を選ぶ。このケースでは、両方のデバイスで接続が継続される。
今回のGoogle Meetの機能は、まずはGoogleのエンタープライズ向け生産性プラットフォーム「Workspace」でGoogle Meetを使用しているユーザー向けに順次展開される。Googleによると、即時リリースに設定している企業は4月24日からの15日間のうちに使えるようになる。また、それ以外のWorkspaceユーザー企業は、5月9日から順次、使えるようになる。