スペクティ、「函館災害情報」と連携–函館市内および北海道での災害情報の配信を強化

今回は「スペクティ、「函館災害情報」と連携–函館市内および北海道での災害情報の配信を強化」についてご紹介します。

関連ワード (運用管理等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 防災テックベンチャーのSpectee(スペクティ)は、ボランティア団体の「函館災害情報」と連携し、函館市内および北海道における災害情報の収集・配信の強化を図る。具体的には同社が提供するAI危機管理ソリューション「Spectee Pro」と函館災害情報の「Twitter」アカウントなどを連携させる。

 Spectee Proは、Twitterや「Facebook」などのSNSに投稿された情報を解析し、災害情報や火災、事故などの緊急情報、感染症の情報、企業や自治体の危機管理に関する情報など、100以上の事象を、都道府県や市区町村、空港や駅、商業施設、事業所周辺といった対象と掛け合わせて、「どこで何が起きているか」を正確にリアルタイムに通知する。またSNSや河川・道路カメラ、カーナビ情報、人工衛星データなどをもとに、人工知能(AI)で被害のシミュレーションや予測などさまざまな角度から被害状況を可視化する。

 函館災害情報は、「地域住民の防災意識向上」と「減災」を掲げ、北海道函館市と周辺地域(2市9町)の災害情報をSNSで発信しているボランティア団体。Twitterなどを通じて、火災などによる消防車の出動情報や風水害による各種災害、気象警報や事故情報など、さまざまな情報を提供している。Twitterアカウント「函館災害情報」は、2022年11月時点でフォロワー数が約8万人に達している。

 2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震では、北海道全域でブラックアウト(停電)が発生したが、函館災害情報は特別運用体制を取り、地域の多くの人々からの情報を参考に情報発信を実施、地震直後からTwitterでの関連情報の発信は5日間で850回を超えた。このことから「災害時の情報収集はSNS」という認識が多くの人に広がった。

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