「Ubuntu Pro」を有効化するには–セキュリティ更新が10年間利用可能に
今回は「「Ubuntu Pro」を有効化するには–セキュリティ更新が10年間利用可能に」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
「Ubuntu Pro」は、Canonicalが少し前に発表したサービスだ。Ubuntu Proでは、10年間にわたって、OSと2万3000種類以上のアプリケーションにセキュリティアップデートが提供される。これは素晴らしい。
この意味がよく分からない人は、OSをいったんインストールすれば、それから10年間、再インストールする必要がなくなると考えてほしい。
そのOSを使用している間、セキュリティアップデートの停止について心配する必要はない。これとは対照的に、ほとんどのOSでは、アップデートが提供される期間は約5年間だ。
1つ注意点がある。Ubuntu Proをインストールできるのは、「Ubuntu 16.04」「Ubuntu 18.04」「Ubuntu 20.04」「Ubuntu 22.04」などの長期サポート(Long Term Support:LTS)版だけだ。
Ubuntuを個人用のデスクトップOSとして使用している人は、Ubuntu Proを無料で入手できる。そう、これは「Ubuntu Linux」ディストリビューションにとって重要なサービスであり、(個人的な理由で使用する限り)無料で手に入れることが可能だ。
Ubuntu Proは無料で利用できるが、デフォルトではインストールも有効化もされていない。本記事では、それを実行する手順を紹介する。
これを実行するには、LTS版Ubuntuの実行中のインスタンス、Ubuntu Proのアカウント(無料で取得可能)、Ubuntu Proのトークン(後で詳しく説明する)、sudo権限を持つユーザーが必要である。
必要なものは以上だ。それでは、Ubuntu Proを有効化してみよう。
まず、Ubuntu Proのアカウントにログインして、ダッシュボードにアクセスする必要がある。
ダッシュボードにアクセスするには、画面右上の自分のユーザー名をクリックして、Ubuntu Proのダッシュボードを選択する。ダッシュボードにアクセスしたら、トークンの下の文字列をコピーする。