「Googleスプレッドシート」、AI自動入力の進化版「Enhanced Smart Fill」が登場
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2023年は人工知能(AI)が注目を集める1年となっており、「Googleスプレッドシート」でもAIを活用した機能を利用できるようになった。Googleは米国時間11月28日、データの自動入力を支援する新機能「Enhanced Smart Fill」を発表した。
Googleは2020年に、Googleスプレッドシートに「Smart Fill(スマートフィル)」機能を追加した。これはユーザーが頻繁に入力する内容を自動的に学習し、予測的にオートコンプリート(自動補完)するというものだ。例えば、ユーザーが2つの列に名前を入力している場合、1つの列から別の列に名前を移していることを学習して、残りを自動的に入力するといったことができる。
新しいEnhanced Smart Fill機能を利用できるのは、「Duet AI for Google Workspace Enterprise」アドオンのユーザーのみだ。
同社は発表の中で、ユーザーはこの機能により、手動でデータを整理・分析する時間を短縮できると説明している。Google Workspaceはほかにも、「Googleドキュメント」向けの「Help Me Write」や、Googleスプレッドシート向けの「Help Me Organize」など、AIを活用した機能を提供している。
Enhanced Smart Fill機能はAIを利用して、セル内のデータ間に存在する関係を自動検出する。関係があれば、「コンテキストに応じた提案」を行い、新しい値を受け入れるか尋ねてくる。同社によると、住所の書式設定、電話番号や電子メールの構造化、テキストの短縮などが可能になる。
Googleは例として、営業チームがこれを使うことで、ある列に入力されたメモから次の営業ステップを手作業で記入する代わりに、自動で入力できるようになるとした。また、慈善団体は寄付の種類に応じたお礼のメッセージを自動で入力できるという。
この機能はすでに、Googleスプレッドシートで有効となっており、すべてのDuet AI for Google Workspace Enterpriseユーザーが利用できる。