栃木県の新小山市民病院、オールフラッシュストレージでデータ基盤を強化
今回は「栃木県の新小山市民病院、オールフラッシュストレージでデータ基盤を強化」についてご紹介します。
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栃木県南部の2次医療圏病院となる新小山市民病院(栃木県小山市)は、オールフラッシュストレージを導入して院内のデータ基盤を強化した。ピュア・ストレージ・ジャパンが発表した。
同病院は、人口約17万人の栃木県南部で急性期患者への24時間対応などの重要な役割を担っているという。これを支えるITシステムを安定した常時稼働はもちろん、患者数や病院への要求、病院スタッフの増員や臨床データの急増といった状況にも対応していくことが求められているとする。
同病院では、数年前に電子カルテシステムが約1時間にわたり停止するトラブルが発生。このためシステム担当者がITシステム刷新の必要性を痛感したといい、データを守るストレージについては、優れた安定性や性能、データ削減率の高さ、堅固なデータ保護機能などを求め、ピュア・ストレージのオールフラッシュストレージ「FlashArray//C」を選定したとのことだ。
FlashArray//Cの導入には、ピュア・ストレージのサブスクリプションモデル「Evergreen//Forever」を活用した。このモデルは、無停止で継続的にハードウェアとソフトウェアをアップグレードできデータ移行も不要で、常に最新のストレージを利用できる効果があるという。
また、データの圧縮・削減機能も活用し、2024年9月時点でデータ使用量は7%で、医療記録データに対してピュア・ストレージ独自の技術により将来的には3~4倍のデータ削減効果を見込み今後の拡張余地が十分にあるという。データ保護には「SafeMode」機能を利用しており、不変スナップショットを用いた迅速な復旧で万一のランサムウェア被害にも備えている。
同病院のシステム管理室は、ピュア・ストレージのソリューションで、高い可用性や性能を発揮する病院を支える情報システムを構築できたとし、特に標準搭載のSafeMode機能がコストや負荷を低減してランサムウェア対策や事業継続性に貢献することを評価するコメントを寄せている。