みどり会、国産クラウドストレージを導入–管理者の負担軽減などファイルサーバーの課題解決
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174社のメンバー会社からの出資で運営される事業法人のみどり会(大阪市)は、法人向け国産クラウドストレージ「Fileforce」を導入した。サービスを提供するファイルフォースが2月18日に発表した。
今回のシステム導入により、データ移行を外部委託せずに済んだことと、不要となったツールを廃棄したことでコスト削減につながった。さらに、複数のツールをFileforceに統合したことで、管理業務が効率化された。今後は、サブ管理者機能やプロジェクトフォルダーを活用することで、より効率的な分散型運用が可能になり、管理者の負担軽減につながる見込みである。
Fileforceは、「Active Directory」と連携可能で、社内ファイルサーバーと同様の操作感を提供する。社内外とのセキュアなファイル共有や共同編集、ワークフロー機能により、スムーズなコミュニケーションを実現する。また、データ転送ツールは、転送時間帯やデータ量を制御できるほか、差分転送機能も搭載。ログ管理やランサムウェア対策といった高度なセキュリティ機能も標準で備える。
みどり会は、複数のクラウドストレージサービスを比較検討する中で、Active Directory連携機能を特に重視していた。さまざまな角度から検討した結果、データ転送ツールの機能が決め手となり、Fileforceの導入に至った。
以前は、社内ネットワークとデータセンター間を仮想私設網(VPN)で接続してファイルサーバーを運用していたが、ネットワーク環境の更改に伴い、ファイルサーバーの変更が必要となった。さらに、夕方になると接続が不安定になるなどの原因不明のトラブルが頻発し、安定運用に課題を抱えていた。また、ファイルサーバーのログ管理、ファイル転送、マルウェア対策などの機能を個別のサービスで運用していたため、管理が煩雑であることも問題として認識していた。