「Firefox 137」の正式版がリリース–タブグループ機能などを導入
今回は「「Firefox 137」の正式版がリリース–タブグループ機能などを導入」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Mozillaの最新ウェブブラウザー「Firefox 137」に待望のタブグループ機能が搭載された。これにより、関連するウェブページを特定のグループに整理し、より簡単に管理できるようになった。
タブグループを使用するには、Firefox 137以降が実行されていることを確認する必要がある。確認するには、右上のハンバーガーアイコンをクリックし、「ヘルプ」を選択してから「Firefoxについて」をクリックする。最新バージョンは自動的にダウンロードおよびインストールされ、ブラウザーの再起動が促される。
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現時点では、この新機能はまだ展開段階にあるため、全てのFirefoxユーザーが利用できるわけではない。段階的に利用が可能になるはずだ。タブグループの使い方は次の通りだ。
まず、関連するウェブページを2つ以上開く。次に、1つのページのタブを他のページのタブの上に移動させる。タブグループが有効な場合、移動中のタブは濃い青色の枠線で囲まれる。その時点で、マウスボタンまたはタッチパッドから指を離すと、「タブグループを作成」という小さなウィンドウが表示され、グループの名前と色を指定するよう促される。両方を指定したら「完了」をクリックする。
そうすると、指定した名前と色のタブが表示される。そのタブを選択すると、グループが開き、その中のウェブページが表示される。もう一度タブを選択すると、グループが閉じられる。グループが開いている状態で、個々のタブをクリックすると、ページ自体が表示される。タブグループは、タブページの整理に役立つだけでなく、タブバーのスペースをより効率的に使用できる。
また、グループのタブを右クリックするとメニューが表示される。名前や色の変更や新しいタブの追加、新しいウィンドウへの移動、グループの保存、グループの解除・削除が可能となっている。
グループの設定や変更には別の方法もある。グループに追加したいページを右クリックし、「タブをグループに追加」を選択する。すると、既存のグループにページを追加するか、新しいグループを作成してタブを格納できる。
タブグループは、3月初旬に追加された垂直タブでも機能する。左サイドバーに垂直タブが表示されている状態で、タブを上下にドラッグするだけで、タブを別のタブの上に移動させることができる。それ以外の場合は、個々のタブを右クリックして、新しいグループまたは既存のグループに追加する。グループを右クリックすると、グループの管理ができる。
タブグループはFirefoxにとって待望の追加機能だが、Mozillaは数年の後れを取っている。「Google Chrome」は2020年にバージョン83でタブグループのサポートを発表し、「Microsoft Edge」は2021年にバージョン93でタブグループを導入した。同様に、Appleの「Safari」も2021年に「iOS」「iPadOS」「macOS」でタブグループを採用した。
タブグループ以外にも、Firefoxの最新バージョンにはいくつかの機能が追加されている。
新しい統合検索ボタンを使えば、GoogleやBingなどの異なる検索エンジンや、ブックマークやブラウザー履歴などの異なる検索モードを簡単に切り替えることができる。アドレスバーで検索を絞り込む際に、元の検索語句がそのまま残るようになったため、検索条件を調整しやすくなっている。また、印刷などの一般的なコマンドが提案されることもある。
さらに、Firefoxは検索機能のあるページかどうかを判断し、アドレスバーから直接検索できるオプションを提供する。少なくとも2回使用すると、検索エンジンをFirefoxに追加するかどうかが提案される。また、@bookmarks、@tabs、@historyのように、「@」を追加することで検索エンジンや検索モードを切り替えられる。
ほかにも、PDF内の全てのリンクを自動的にハイパーリンクに変換する機能が追加された。Firefoxを離れることなくPDFに署名でき、その署名を再利用可能だ。また、アドレスバーは電卓として使用でき、計算結果をクリックするとクリップボードにコピーされる。