インテルの第4四半期、予想上回る–データセンター部門など好調
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Intelは米国時間1月26日、2021年度第4四半期(12月25日締め)決算を発表した。売上高は当初の予想を12億ドル上回り、利益も予想以上だった。2022年度第1四半期の売上高も、データセンター向けコンピューティングの販売を追い風に強気の見通しを示した。
最高経営責任者(CEO)のPat Gelsinger氏は、「第4四半期はすばらしい1年の最高の締めくくりとなった」とし、「四半期売上高はガイダンスを10億ドル以上上回り、当社史上最高の四半期、通年の売上高を達成した」とコメントした。
「技術開発と製造、そして既存事業と新規事業で、しっかりと統制の取れた職務の遂行に注力したことが決算に表れている。『IDM 2.0』戦略をたゆまず実行しながら、今後も持続可能な長期的成長を促進する」(Gelsinger氏)
第4四半期の売上高はGAAPベースで205億ドル、非GAAPベースで195億ドルだった。1株当たり純利益は非GAAPベースで1.09ドルだった。
アナリストは売上高を183億3000万ドル、1株当たり利益を90セントと予想していた。
売却手続き中のNANDメモリー事業の数字は売上高に含まれていない。
PCを含むクライアントコンピューティンググループ(CCG)の売上高は前年同期比7%減の101億ドル、データセンターグループ(DCG)の売上高は20%増の73億ドルだった。
DCGは、プラットフォームのボリュームが前年同期比17%増、平均販売価格は4%増だった。前期比ではそれぞれ8%、3%増だった。
CCGは、デスクトッププラットフォームのボリュームが前年同期比7%増、平均販売価格は11%増だった。ノートブックプラットフォームのボリュームは26%減だったが、平均販売価格は14%増だった。
Intelは、「第4四半期の売上高は、データセンターグループ(DCG)で過去最高の四半期業績を達成したことがけん引した。DCGはエンタープライズおよび政府向けサーバーで力強い回復が見られた」と述べている。
「IoTグループ(IoTG)は記録的な四半期業績を達成した。新型コロナウイルスの影響からの回復に伴う強い需要を反映している。クライアントコンピューティンググループ(CCG)は今回も四半期売上高が100億ドルに達し、PCがこれまで以上に不可欠であることを証明した」(Intel)
第4四半期の売上高総利益率は、GAAPベースで前四半期の56.8%から53.6%に、非GAAPベースで60.0%から55.4%にそれぞれ低下した。
現四半期について、同社は売上高がおよそ183億ドル、1株当たり利益がおよそ80セントになる見通しとしている。アナリストは売上高を176億6100万ドル、1株当たり利益を86セントと予想している。