マイクロソフト、創立50周年で「Copilot」強化–9つの新機能をまとめて紹介
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Microsoftは創立50周年を迎え、世界の働き方を変革し、イノベーションの最前線に立ち続けるグローバルな巨大テクノロジー企業へと進化してきた。
AIブームが到来すると、同社はその機会を捉え、「Bing Chat」(現在は「Copilot」)を発表した。それ以来、「Copilot Voice」「Copilot Vision」「Deep Research」など数多くのアップデートにより、競争力のある製品へと変貌した。
同社は米国時間4月4日、創立50周年イベントでAIツールをさらに改善する多くの新機能を追加した。詳細は次の通りである。
メモリー機能により、Copilotはユーザーに関する基本的な情報を記憶できるようになった。ユーザーは都度、自分の個人情報(年齢、住所、職業など)を説明する必要がなく、Copilotは会話を通してユーザーを理解し、それらの基本的な詳細をプロファイルに保存する。情報はよりパーソナライズされた質の高い回答を提供するために使用される。
この機能により、ユーザーはAIの支援をより迅速に受けられるようになるだろう。たとえば、Copilotが子どもの年齢を把握していれば、AIは年齢に応じた寝かしつけ用の話を生成できる。「ChatGPT」はこの機能を1年以上前から搭載している。
プライバシーに関するユーザーの懸念を払拭するために、同社はセキュリティとプライバシーを最優先事項としており、ユーザーが完全に制御できることを強調している。一部の情報のみを記憶させたい場合は、どの情報を記憶させるかを選択するか、メモリー機能を完全に無効にすることも可能だ。
AIモデルは人間のように聞こえるようにトレーニングされているが、物理的な形を持たない無形の概念である。Microsoftは、AIアシスタントに新たな個性を与えるため、以下の動画で見られるように、ユーザーがCopilotの外観をカスタマイズできるようにする予定である。
この新機能により、Copilotはユーザーに代わってアクションを実行できるようになる。Copilotに簡単なテキストプロンプトを与えることだけだ。ローンチパートナーには、Booking.com、Expedia、Kayak、OpenTable、Priceline、Tripadvisor、Skyscanner、Viator、Vrboが名を連ねている。この機能は近日中に提供される予定だが、正確な時期は示されていない。
Copilot Visionは、ユーザーによるオンライン行動の文脈を理解し、リアルタイムの音声支援を提供する機能だ。2024年末にウェブで公開され、新たにモバイル版とWindows版にも搭載されるようになった。
モバイル版を使うと、ユーザーは携帯電話のカメラでリアルタイムのフィードバックを得ることができる。これは、画面やカメラに映っているものを認識してサポートするChatGPTの「Advanced Voice Mode」と同じように機能する。モバイル版のVision機能は同日からiOSとAndroidで利用できる。
Microsoftによると、Windows版の機能は少し異なり、設定の変更やファイルの整理など、画面上の作業をサポートする。この機能は、まずWindows Insider向けにWindows用Copilotアプリで利用可能になり、そのからより広く提供される予定だ。